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教えて上野先生! 兄妹格差をどーにかしたい!

親が、お兄ちゃんには甘いのに、うちには口うるさい…。そんなJKのもやもやを、女性学が専門で今年の東大入学式スピーチがバズった上野千鶴子先生に聞いてもらったよ。インタビューしたのは花恋とST読者代表の3人です!

2019.10.10

<今回のお悩み>

「お母さんが、お兄ちゃんには甘くて、私には厳しいです。進路についてもいろいろと口を出してきて、やる気が萎えます」(まぷ・高2)

無駄なことは気にしない! の一択だね

(上野先生)この悩みは、前出の「教えて上野先生! 学校で怒られるのは男子ばかり⁉」っていうのとちょっと似てるね。でもこちらは家族間だから、一層たちが悪い。
(花恋)でもこのお母さんの場合は、先生とは逆に、女の子に厳しいんですね。
(上野先生)そう。先生もお母さんも、男の子と女の子の間で資源の配分をしているのは一緒。先生の場合はエネルギーの分配だったけど、お母さんの場合は愛情だね。
(智美)ああ!
(上野先生)日本の親は、男の子に資源を費やしがち。愛情も、お金も。こればかりはもう、気にしないようにするしかないよね。きょうだい間で感じたことはない?
(花恋)ないですね。
(音海)私も。
(上野先生)すごい! ふたりは? 
(萌菜)私はひとりっ子なので。
(智美)私もです。
(上野先生)そうか。でもひとりっ子も、それはそれで大変だよね。親の期待をすべて背負うことになるから。

上野千鶴子さんってこんな人

うえのちづこ●'48年7月12日生まれ、富山県出身。東京大学名誉教授であり、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)の理事長。
家庭内で権力をにぎる父親の存在に疑問をいだき、社会学者の道へ。当時、日本ではまだ存在していなかった女性学、ジェンダー論の分野を開拓してきたスゴい人だよ。
主な著書に『家父長制と資本制―マルクス主義フェミニズムの地平』(岩波現代文庫)、『女ぎらい』(朝日文庫)、『女たちのサバイバル作戦』(文春新書)などが。

撮影/加藤ゆき モデル/大友花恋(STモデル) 構成/中西彩乃

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